名前が呼ばれて施術室に移動、服を脱いでバスタオルを巻いて台に寝転ぶ、うん、ここまでは脱毛と同じだ。麻酔を乗り越えたら、実際の施術はそこまで痛くないと事前のヒアリングで聞いていた。
プスプスと脇に注射される。注射の痛みって感じ。参考にならず申し訳ないのだが、私は痛みに強い?鈍感?で多少のことではひるまないのだ。けれど脇の下という距離の近さで何度もプスプスプスプスされる不快感はなかなかのものだった。加えて注射を打つ先生の横でサポートの女性が優しい言葉なんかかけてくるもんだから、なんだか涙が出てきてしまった。
そこから涙が止まらない止まらない、これまでの辛かった記憶が走馬灯のように呼び起こされた。なんで私はこんなに臭いのだろう、国産の制汗剤だと全く効果ないので海外から取り寄せたり、下着はすぐ臭くなるので頻繁に買い替えないといけない、汗脇パットを貼っても漏れる滝汗、服が臭くならないという謎のスプレーを買っても効きやしない、夏は替えの服を持ち歩き、汗染みの目立つ色の服は着れない、バイト先では臭いのことで注意されたこともある。これまでこの脇のせいでこんなに辛い思いしてお金がかかった。苦しかった。日本人は臭い人が本当に少ないと思う。だから臭い人の気持ちは分からないよなーみんな臭かったらいいのにと。自分の子供がワキガだったら申し訳ないので若いうちに手術させてあげないと、そうだワキガ貯金しないと。私は歯の矯正もしたから矯正貯金もしないと。旦那は無臭で歯並び綺麗だからそこだけはそっちの遺伝強くならないかな。そんなことをぐるぐる思っていたらいつの間にか麻酔が終わっていた。
両脇20プスプスくらいされて、麻酔が効くまでお待ちください。とそれから放置された時間は多分20分くらいだろうが、とてつもなく長く感じた。結構寒いしこれいつまで待つんだろう、さっきは痛みのせいでおセンチになってたけど、これからマイクロ波で私の脇の下は爆破されると考えたらドキドキ半分ワクワク半分になってきた(^.^)←立ち直りめっちゃ早い
そしてついにミラドライが始まる。体感としてはマジで脱毛に近い、脱毛よりときたま痛いときがあるくらいで施術はそんなに時間かからず終わった。脇を冷やしてまた放置後、着替えて会計、抗生物質と痛み止めをもらって帰宅。
こんなもんかーと思ってたけどやっぱり夜(施術から5、6時間後くらい)には脇に痛みが出てきた。火傷してジンジン痛い、痛み止め飲んだけど、ジンジンが気になってあんまり寝付けなかった日だった。つづく。